『コシャリ』炊き込みご飯レシピ♪エジプトの国民食 【エジプト料理】
日本の寿司並みにポピュラーなエジプトの国民食で、現地では街にコシャリ屋が山ほどあります。
炊き込みご飯のコシャリを食べるのに、イートイン専用のエリアが広いレストランもあれば、テークアウトしかできないキオスクや屋台もあります。
コシャリの材料
炊き込みご飯なので、材料が多くて、栄養たっぷりなレシピです。基本的に米、マカロニやスパゲッティなどのパスタ、ヒヨコ豆、レンズ豆をミックスし、フライドオニオンとトマトソースをかけた料理となります。味付けに、酢と辛味ソースをお好みにかけて食べます。
コシャリは上記で挙げた食材を中心とはするが、材料や分量や加工時間を変更し味の差別化を図るものです。エジプトの国民食だと言われるほどエジプトで人気な一品ですが、現地では同じ味は無いとまで言われるほど、単純かつ奥深い料理です。そのため、地域によってトッピングや材料が若干違ってきます。
例えば、カイロや多くの地方で食べられるコシャリは皮付きの茶色のレンズ豆を使って、茶色っぽい炊き込みご飯ですが、地中海を面している港町であるアレクサンドリアでは、皮剥きのオレンジ色、黄色のレンズ豆を使った黄色っぽい炊き込みご飯になります。
アレクサンドリアのコシャリは文字の通りに、「コシャリ・エスカンダラーニー」と言いますが、アレクサンドリアでは、フライドオニオンとサルサソースなどを加えないで豆ご飯だけで食べるとき、簡単に「コシャリ・アスファル」と言います。アスファルは黄色のことです。
アレクサンドリアでは、カイロのことをマスル(エジプト方言で発音したエジプトのこと)というので、カイロで食べられているようなコシャリのことを「コシャリ・マスリー」と呼びます。
コシャリは元々ビーガンなレシピで、基本的に植物性の油だけ使って、乳製品、肉類、魚類を一切使わないレシピですが、港町であるアレクサンドリアのことだから、そのコシャリ・エスカンダラーニは焼き魚料理と一緒に食べることが多いです。
ビーガンではない方はゆで魚か卵と一緒に食べると、豆類の植物性タンパク質だけではなく、動物性タンパク質も取れます。
コシャリは材料が多くて、作りにくいと思われるかもしれませんが、以外と簡単に作れます。Salwaは料理が苦手な方向けの調理が短時間しかからないレシピを用意しました。
日本で本格的なコシャリを食べる機会がなかなかないので、こちらは昔ながらの作り方となります。
https://salwa.jp/koshary-recipe1
全ての材料が揃わなくても、色々アレンジできます。豆とご飯だけがあれば、コシャリの味を楽しめます。炊き込みご飯を作って、トマトスープか、簡単なおかずを一緒に出すと栄養たっぷりなランチとなります。ぜひ作ってみてください。